本当のアメリカを知っていますか
戦後、半世紀以上、日本ではアメリカ・ブームが続き、アメリカを手本にするという精神構造がすっかりと定着した。しかし、そうした歴史の潮流は、かえって日本人の「盲目のアメリカ観」を構築させ、本当のアメリカ社会を見るというスタンスを疎かにしてしまっているという悲劇がある。そしてこの悲劇は、アメリカのみではなく、広く西洋文明社会に対する歪んだ価値観を築く結果を招いてしまったわけである。
本書は、そうした歴史が生んだステレオタイプのアメリカ観から脱却し、偏見のない視点でアメリカ社会を見据えるためのアイディアを述べることを主眼とした。どのような国にもポジティブな側面、そしてネガティブな側面があるが、これはアメリカでも日本でも同じことである。本書は著者の体験も踏まえ、偏見のない態度でいかにしてアメリカ社会と文化の内幕を述べ、いかなる視点や価値観をもって市民レヴェルで日米相互協力を図れるかということをテーマとした作品である。
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